試験方法

国際共同第Ⅲ相試験: ARAMIS(海外データ、日本人データを含む)1) 2)

図解

目的

ハイリスクの非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象として、無転移生存期間(MFS)についてニュべクオのプラセボに対する優越性を検証する

対象

PSA倍加時間(PSADT)が10ヵ月以下の非転移性*1去勢抵抗性前立腺癌患者

投与方法

ニュベクオ群またはプラセボ群に2:1の割合で無作為化し、アンドロゲン除去療法(ADT)継続下で盲検にて投与

  • ニュベクオ群:ニュベクオ600mgを1日2回食後に経口投与+ADT
  • プラセボ群:プラセボを1日2回食後に経口投与+ADT

遠隔転移が確認されるまで、または忍容できない有害事象が認められるまで投与を継

評価項目

[主要評価項目]

無転移生存期間(MFS)*2

[副次評価項目]

全生存期間(OS)、疼痛増悪までの期間、化学療法の初回開始までの期間、症候性骨関連事象 (SSE)発現までの期間

[その他の評価項目]

無増悪生存期間(PFS)、PSA増悪までの期間、PSA奏効率、前立腺癌関連の侵襲的治療開始まで の期間、抗腫瘍薬による後治療開始までの期間、QOL など

[安全性の評価項目]

有害事象、バイタルサイン、心電図、理学的検査、臨床検査

解析計画

主要評価項目・副次評価項目の群間比較は、層別化因子を用いた層別log-rank testにて行った。また、MFS・OSについては、患者背景別のサブグループ解析の実施が予め規定されていた。
副次評価項目は、MFS解析時に中間解析を行い、それ以降に最終解析を行うことが事前に規定された。副次評価項目は、逐次的ゲートキーピング法を用いて解析した(順序: OS→疼痛増悪までの期間→化学療法の初回開始までの期間→SSE発現までの期間)。

*1:試験薬投与開始前42日以内に撮像した画像(骨シンチグラフィー、CT/MRI)で検知可能な転移が存在する患者、又は転移の既往のある患者は除外された(ただし、大動脈分岐部下の短径2cm未満の骨盤内リンパ節転移は許容)。
*2:無作為化時点から、転移が確認された日または死亡日(死因は問わず)のいずれか早い時点までの期間と定義した。

 

MFS:Metastasis-Free Survival PSADT:PSA Doubling Time SSE:Symptomatic Skeletal Event

 

1)バイエル薬品社内資料 [非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験(試験17712)] 承認時評価資料
2)バイエル薬品社内資料 [試験17712: 有効性評価項目] 承認時評価資料